シリコンデンチャー
シリコンデンチャーについて
シリコンデンチャーは、義歯の床部分を生体用シリコンでカバーする新しいタイプの義歯です。生体用シリコンの弾力が強く噛んだ時に歯茎にかかる負担を軽減し、吸着力を発揮します。「痛い」「外れやすい」「噛めない」など、従来の義歯のデメリットを解消するとともに、歯茎をやさしく保護します。
当研究所の場合、通常の型採りに加え、動的な型採り(型採り時に少し動かしたり、ズラしたりする)を行っているため、より正確・精密な義歯製作が可能です。通常のシリコンデンチャー以上にしっかりと噛むことができ、痛みがないことを特徴としています。
シリコンデンチャーの特徴
- 歯茎にやさしい
義歯の床部分と歯茎の間でシリコンがクッションの役割を果たし、デリケートな歯茎をやさしく守ります。従前の義歯で起こりがちだった血流障害などの歯茎のトラブルを軽減します。
- 痛みを軽減
義歯が歯茎に当たる部分を生体用シリコンでカバーするため、歯茎にかかる負担を減らし、噛んだ時の痛みを軽減します。硬いものをしっかりと噛んでも痛まないため、自分の歯のように食事を楽しめます。
- 外れにくい
生体用シリコンが吸盤のような役割を果たし、噛む時に生じる顎の横の動きにも対応する吸着性を実現し、食事や会話の際にも外れにくくなります。また、義歯と歯茎の間に食べ物が挟まりにくくなります。
シリコンデンチャーによる噛む力
生体用シリコンの柔軟性が痛みを軽減し、しっかりと噛めるようになります。食べ物をすり潰す力が増し、硬いものはもちろん、弾力性のあるものもしっかり噛めるようになります。